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2009.06.18 Thursday  【就活シネマvol.06:マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋】あなたの心の魔法が、あなた自身を色鮮やかにする

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
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おもちゃのカタログから商品が飛び出し、大小さまざまなスーパーボールが跳ねまわり、紙ヒコーキは永遠に店内を滑空しつづけ、フリスビーが大好きな恐竜や傍若無人なシマウマが同居するこのおもちゃ屋は、いつも大盛況。

この店のおもちゃは大人も子供も魅了する。

創業113年、243歳のマゴリアムおじさん(ダスティン・ホフマン)がオーナーを務める“不思議なおもちゃ屋”はワンダーランドだ。


■不思議なおもちゃ屋は、関わる人々すべてにドラマを与える

街のおもちゃ屋がすっかりとナリを潜め、TVゲームの2D・3D世界ばかりが見せかけのマジックで子供たちから活力を奪い続けている昨今、この作品は、就活や、仕事や、人生に活力を与える「魔法」に満ちている

本作は、マゴリアムおじさんという名の年老いた店主の引退と後継を描いた物語である。
子供たちに夢を与える魔法のおもちゃを発明し続けてきた彼は、天才肌の公私混同型クリエイタータイプ。請求書や書類の整理をほっぽらかして長年ろくに経営に取り組んでこなかったが、彼の“仕事”は子供たちに最高の夢を与えてきた。

本作は、モリー(ナタリー・ポートマン)という少女の挫折と再生を描いた成長物語である。
一流のピアニストになる自信を失くしたエリート落ちこぼれタイプの彼女は、おもちゃ屋での仕事を通じてマゴリアムおじさんの軌跡と奇跡に触れ、自分自身と夢を信じる心を取り戻したはずだ。

本作は、仕事一筋の経理士ヘンリー(ジェイソン・ベイトマン)と、友達のいないエリック(ザック・ミルズ)の物語でもある。
ヘンリーは、不思議なおもちゃ屋の財務整理と相続管理を担当する最中に、手堅い仕事だけでは得ることのできない、人との心の交流に目覚める。
エリック少年にとって不思議なおもちゃ屋は、彼の隠れた才能を開花させる大切な場所だ。

本作は、おもちゃ製造に勤しむ無骨な職人男が、人知れず何年にもわたって地下室で綴りつづけている物語そのものかも知れない。


■信じる心は何事においても魔法の力となる

そんな彼らのよりどころであるおもちゃ屋も、マゴリアムおじさんが店を後任に託すことを知って、魔法の効力を次第に失っていく。

終盤、生命の息吹を失ったおもちゃ屋がすっかり色褪せた瞬間、ポップでスタイリッシュな本作の映像美に初めて気付かされることだろう(冒頭からあまりにカラフルで、美術装置も凝っていたために目が眩んでいた)。
モリーの「信じる心」を魔法に、モノトーンのおもちゃ屋が文字どおり色鮮やかに蘇るさまは、ただただ「ステキ」のひとことに尽きる。

惜しむらくは、せっかくのキャラクター設定や成長の様が消化不良のままに幕を閉じてしまうこと。

モリーやエリック少年、ヘンリーの“今後の成長と仕事ぶり”に夢を託し、あなた自身の職場や人生にも「魔法の奇跡」があることを願うばかりである。

いずれの作品でもややも背伸びの感あるナタリー・ポートマンだが、この作品では早熟だった才女の葛藤を等身大で演じていて一見の価値あり。


※本エントリーは、某総合求人サイトで2008年に連載していた映画コラムを一部改変したものです。






【関連リンク】
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コメント:街のおもちゃ屋がすっかりとナリを潜め、TVゲームの2D・3D世界ばかりが見せかけのマジックで子供たちから活力を奪い続けている昨今、この作品は、就活や、仕事や、人生に活力を与える「魔法」に満ちている。
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経理士ヘンリーと少年エリックが変わっていく様
この映画は…




1970.01.01 Thursday  スポンサーサイト

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