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2009.06.04 Thursday  【就活シネマvol.03:幸せのちから】幸せを求めるココロの強さ。

幸せのちから
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原題の「The Pursuit of Happyness」は、物語中でも触れられるが、アメリカ独立宣言の前文で「生命」「自由」と並んで、平等に与えられた権利として謳われた「幸福の追求」――The Pursuit of Happinessに由来している。

「幸せになる」ことは平等に与えられていないが、「幸せを追い求める」権利はすべての人々に与えられている、という訳だ。


■自伝原作をもとにした良質のヒューマンドラマ


生活苦に喘ぎながら医療機器の訪問販売員として汗を流していた主人公が、妻に見限られ、幼いひとり息子とともにホームレス生活を経験しながら、一流証券会社の無給研修生として研修合格を目指す。
本作は、苦しい生活に疲れた妻とぶつかり合い、幼い息子と手を取り合いながら、証券会社で明日を信じて営業に取り組むひとりの男の姿を描いた、良質のヒューマンドラマとなっている。

「幸せのちから」はいわゆる実話モノで、“ホームレス生活から億万長者への立身出世”を果たした実在の証券マン、クリス・ガードナーの逸話を下敷きにしている。
後に彼は自らの会社を立ち上げ、慈善活動にも力を入れながら億万長者の仲間入りを果たすのだが、映画ではこの成功者としての「幸せ」を勝ち得る以前、人生のどん底から「幸せを求めてあがいていた」時代を描くにとどめている。


■“幸せ”は与えられるものではなく、自らの手で掴み取るもの


先に「幸福の追求」というキーワードに触れたが、この作品は、主人公の「幸福」ではなく「幸福を追求する姿」に焦点を絞っている点に評価が高い。
サクセスストーリーは物語のいち側面であり、根底にあるのはひとり息子への父性愛と、それに支えられた「明日への信念」の物語なのだ。

この「幸福の追求」になぞらえた男の半生と共に、投資コンサルの研修生として電話営業を行っているシーンも、「就活シネマ」のポイントとして外せない。
会社から与えられた顧客見込みリストを眺め、受話器を置くことなく矢継ぎばやにコールを掛け、トイレへ行く時間も惜しんで水分補給も控えめに…

電話によるアポイントメント経験のある求職者の方々には、彼の努力と工夫に、うなずく面も多いのではないだろうか。

クリス・ガードナーを演じたウィル・スミスの、心の奥からにじませる、控えめながら深い感情表現も素晴らしい(本作でアカデミー賞主演男優賞ノミネート)。


※本エントリーは、某人材紹介サイトで2007年に連載していた映画コラムを一部改変したものです。






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